アクティブソフトエッジ遮音壁の基本コンセプトと無響室内実験による減音効果

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the noise barrier with active controlledd acoustical soft edge, basic concept and noise reduction measurement using a 2m length prototype
  • アクティブソフトエッジシャオンヘキ ノ キホン コンセプト ト ムキョウ シツナイ ジッケン ニ ヨル ゲンオン コウカ

この論文をさがす

抄録

道路交通騒音等の低減を目的に, 移動する音源にも対応できるアクティブノイズコントロール技術を用いた遮音壁(ASE遮音壁)を開発する。これは遮音壁先端部分の複素音圧反射率を-1近傍に制御することにより回折音を低減するもので, 特に従来のパッシブな対策では充分に低減できない概ね500Hz以下の周波数帯域の騒音を低減する効果が期待できる。本報ではその基本コンセプト, 制御アルゴリズム及び長さ2mの実物大ASE遮音壁を用いた固定音源及び移動音源による無響室内での騒音低減効果の測定結果について報告する。測定の結果, ASE遮音壁は移動音源に対しても固定音源と同等の騒音低減効果を発揮できることが分かった。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 57 (2), 129-138, 2001

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (14)*注記

もっと見る

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ