2.絨毛上皮腫の肺転移の治療とその問題点 : 第20回肺癌学会関西支部会

この論文をさがす

抄録

我々は,絨毛上皮腫よりの肺転移例を14例経験している.このうち,病歴からすると十分子宮病変が予想されるにも拘らず,フリードマン反応が陽性であるのみで,子宮に異常がなかった2症例を中心に報告した.この症例のような場合には,肺転移巣を先に切除したのち,フリードマン反応やHCGなどの妊娠反応を指標としてメソトレキセードなどの抗腫瘍剤を併用し,子宮摘出は急ぐべきではないと,我々は考えている.

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 14 (2), 125-126, 1974-06-25

    日本肺癌学会

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ