扁長回転楕円体の回折係数について

• 杉山 精

  日本電信電話(株)ヒューマンインタフェース研究所

書誌事項

タイトル別名

• Diffraction coefficients of prolate spheroids
• ヘンチョウ カイテン ダエンタイ ノ カイセツ ケイスウ ニ ツイテ

抄録

従来、音場系の数値的解析を図るには、人間の頭を球殻で近似して両耳相当部分に生じる音圧から、回折係数、等価両耳間距離、両耳間音圧相関係数を算出していた。本報告では、人間の頭を回転軸をz軸とする扁長回転楕円体で近似して、回折係数、等価両耳間距離、両耳間音圧相関係数を算出し、人頭及びKEMAR擬似頭を用いて、先に報告されている実測値と比較検討を行っている。その結果、音場における人頭の計算モデルとして、球殻よりも扁長回転楕円体が適合していることが明らかになった。

収録刊行物

• 日本音響学会誌

  日本音響学会誌 45 (7), 527-533, 1989

  一般社団法人 日本音響学会

詳細情報

• CRID: 1390282681544504064
• NII論文ID: 110003136302
• NII書誌ID: AN00186234
• DOI: 10.20697/jasj.45.7_527
• ISSN: 24322040
• ISSN: 03694232
• NDL書誌ID: 3241438
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3241438
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可