近接音場型マイクロホンアレー

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タイトル別名
  • Microphone array for near sound field
  • キンセツ オンジョウガタ マイクロホン アレー

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抄録

本論文では, 音波が球面波となる近接音場における遅延和アレーの最適設計法, 特に, 加算部における最適加算ゲインについて述べる。このような研究のほとんどは従来, 到来音波が平面波と見なせる遠距離音場用の設計を行ってきた。そこで, まず初めに, 音波が球面波となる近接音場において, 焦点位置における目的信号と不要音(暗騒音, 残響等) との SN 比が最大となり, かつ, 焦点位置に依存しない一定のアレー出力が得られる最適加算ゲインについて理論的に導出する。更に, 上記理論を確認するため, 2組の円周状マイクロホンアレーを用いて, 計算機シミュレーション及び室内実験を行った。これらの実験結果より, 上記理論の妥当性が明らかとなった。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 53 (2), 110-116, 1997

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (26)*注記

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参考文献 (11)*注記

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