イチゴの生育,収量および無機成分に及ぼす根圏温度の影響

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タイトル別名
  • Effects of Root Zone Temperature on Growth, Fruit Yield and Mineral Composition of 'Toyonoka' Strawberry.

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抄録

イチゴ'とよのか'をワグネルポットに定植し,根圏温度を変えるために水温5℃,9℃,13℃,17℃,21℃,25℃に設定した水槽に設置した.1.生育は17℃以上の高根圏温度区で良好となった.地上部重と地下部重の割合は高温区で高くなった.2.果実収量は,21℃区で最大となった.果実の糖度と酸度は5℃区で低くなった.3.光合成速度は根圏温度17℃区で最大となり,9℃以下の低温になると低下が著しかった.4.案内カリウムとカルシウム含有率は根圏温度21℃区で高かった.リンとマグネシウム含有率は日数の経過とともに低下したが,いずれの時期にあっても13℃の根圏温度区で高かった.5.以上より,本栽培時期でのイチゴ'とよのか'の生育に最適な根圏温度は17℃〜21℃と推察された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713061244800
  • NII論文ID
    110003144690
  • NII書誌ID
    AA11646210
  • DOI
    10.20809/seisan.10.2_99
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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