マガキ,ホタテガイおよびムラサキイガイにおける麻ひ性貝毒の蓄積と減毒の差異

書誌事項

タイトル別名
  • Differences in accumulation and elimination of paralytic shellfish toxins among oyster, scallop and mussel
  • マガキ,ホタテガイおよびムラサキイガイにおける麻痺性貝毒の蓄積と減毒の差異
  • マガキ ホタテガイ オヨビ ムラサキイガイ ニ オケル マヒセイ カイドク ノ チクセキ ト ゲン ドク ノ サイ

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抄録

マガキ, ホタテガイおよびムラサキイガイにおける麻痺性貝毒の蓄積と減毒過程の差異を明らかにするため, 原因プランクトンAlexandrium tamarense の消長とこれら貝類の毒力と毒組成の推移を調べた。毒力の推移は貝種によって大きく異なり, マガキはA. tamarense が消滅すると1~2週間後に毒力が不検出となり, ホタテガイやムラサキイガイに比べて毒の低下が早く, 蓄積する毒力も最も低かった。毒組成の推移も貝種によって異なった。貝種による毒化と減毒の差異には毒組成の違いが関与していると考えられた。

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 70 (4), 598-606, 2004

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (35)*注記

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