逸失底刺網のゴーストフィッシング能力の経時的変化と死亡数推定

• 仲島 淑子

  鹿児島大学水産学部

• 松岡 達郎

  鹿児島大学水産学部

書誌事項

タイトル別名

• Ghost-fishing ability decreasing over time for lost bottom-gillnet and estimation of total number of mortality
• イッシツ ソコサシアミ ノ ゴーストフィッシング ノウリョク ノ ケイジテキ ヘンカ ト シボウスウ スイテイ

抄録

逸失底刺網のゴーストフィッシング (GF) の経時的変化と死亡数の定量的評価を試みた。模擬逸失網の連続2日の潜水観察で罹網魚/日を調べる実験を当初は毎日, 以後は間隔をおいて最長1,689日間, 計3回行った。網周辺の魚類相の定常性を確認し, 罹網数の変化は網のGF能力の変化を代表すると考えた。GF能力低下をその短期・長期的要因による2項の和で近似し, GF継続期間 (GF能力が当初の5%になるまで) を142日, 総死亡数を455尾と推定した。マダイ, ムロアジはおもに初期の短期間, カワハギは長期間罹網が生じた。

収録刊行物

• 日本水産学会誌

  日本水産学会誌 70 (5), 728-737, 2004

  公益社団法人 日本水産学会

キーワード

• ゴーストフィッシング
• 経時的変化
• 死亡数
• 逸失刺網
• 潜水観察

詳細情報

• CRID: 1390001206415786240
• NII論文ID: 110003161455
• NII書誌ID: AN00193422
• DOI: 10.2331/suisan.70.728
• ISSN: 1349998X
• ISSN: 00215392
• NDL書誌ID: 7100024
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010701184
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7100024
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可