鹿児島湾におけるヒラメ人工種苗の放流効果

• 厚地 伸

  鹿児島県水産試験場

• 増田 育司

  鹿児島大学水産学部

書誌事項

タイトル別名

• Effectiveness of the releases of hatchery-produced stock of Japanese flounder Paralichthys olivaceus in Kagoshima Bay, southern Japan
• カゴシマワン ニ オケル ヒラメ ジンコウ シュビョウ ノ ホウリュウ コウカ

抄録

鹿児島湾におけるヒラメ人工種苗の放流効果を検討するために, 鹿児島市中央卸売市場魚類市場において放流魚の混獲率を調査した結果, 1989年から2002年の間で18.9～49.2%であった。魚体測定および年齢査定結果から体重階級別の雌雄割合およびage-weight-keyを作成し, 市場における体重組成を年齢分解した。結果, 放流群の放流後7年間の累積回収率は1.51～3.52%であり, 水揚げ回収金額を種苗放流経費で割った投資効率は0.97～1.17と推定された。コホート解析の結果, 近年は鹿児島湾におけるヒラメの産卵親魚量および加入量の減少が顕著であった。

収録刊行物

• 日本水産学会誌

  日本水産学会誌 70 (6), 910-921, 2004

  公益社団法人 日本水産学会

キーワード

• ヒラメ
• 鹿児島湾
• 人工種苗
• 放流効果
• 資源管理

詳細情報

• CRID: 1390001206414772224
• NII論文ID: 110003161508
• NII書誌ID: AN00193422
• DOI: 10.2331/suisan.70.910
• ISSN: 1349998X
• ISSN: 00215392
• NDL書誌ID: 7160425
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030703055
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7160425
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可