社会の福利の指標としての人間の成長発育

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  • シャカイ ノ フクリ ノ シヒョウ トシテノ ニンゲン ノ セイチョウ ハツイ

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抄録

Dr. Jean Peters の講演に関して述べるのに先立ち, 氏のプロフィールを紹介する.<BR>Dr. Jean Peters は1969年英国 Looughborough university of Technologyを卒業後, 約6年間3~18歳の年齢層の子供たち (少数民族も含めた) の教育にあたられた, 1978~1988年の間母校で非常勤講師として「発生学」の講義および解剖学, 組織学の実験を担当, 1987年母校において “Growth and Development” のテーマで博士号を取得された.1989年に来目, 東京大学教育学部, 東邦大学医学部において研究 (子供の測定とコンピュータ解析), 1990年4月から9月まで日本女子大学被服学科修士課程の非常勤講師として「民族体型学」と題して講義された.その熱心さに学生はじめ私どもは感服した.氏の存在はカリキュラムの上に異彩を放ち, 学生たちに専門知識に加えて生きた英語を学びとらせるのに絶好のチャンスであった.<BR>そこで, 氏のような人を講師に迎えることは非常に有意義であり, 得がたい機会であると考え, 国際交流委員会は今回の講演会を計画した.氏の専門は上記のように体型の測定という手法を用いた人間の成長, 発達と環境との関連性に関することであるが, 講演依頼に際して, 家政学的に幅広い内容のものをという希望を出した.講演の内容はこちらの要望をとり入れた児童, 食物, 被服, 経済, 社会福祉などの分野にまたがる次のようなものであった.

収録刊行物

  • 日本家政学会誌

    日本家政学会誌 42 (2), 195-199, 1991

    一般社団法人 日本家政学会

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