IPトラヒックの性質とシステムの性能

書誌事項

タイトル別名
  • IP Traffic Characteristics and System Performance

この論文をさがす

抄録

本稿ではIPトラヒックの性質がシステムにどのような影響を与えるかについて議論する。近年、IPトラヒックは長期依存性あるいは自己相似性と呼ばれる性質をもつという報告が複数なされている。このような性質をもつトラヒックに対しては古典的な通信トラヒック理論が適用できないため、網設計を論理的に進める上で多くの困難をもたらしている。本稿では、この状況を緩和するため、最初に古典的な通信トラヒック理論から得られる知見をまとめた後、長期依存性あるいは自己相似性をもつトラヒックがシステムの性能にどのようなインパクトを与えるかを概観する。さらに、通信トラヒック理論における最近の研究成果に基づいて、このようなトラヒックを収容する網の設計に際して有益な知見を紹介する。

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752515557504
  • NII論文ID
    110003170063
  • NII書誌ID
    AA1123835X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ