発振器の注入同期を利用した移相器の動作速度の検討

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  • Experimental Study about Modulation Speed of Phase-shifter using Injectionlocked Oscillator
  • ハッシンキ ノ チュウニュウキ ヲ リヨウ シタ イソウキ ノ ドウサ ソクド ノ ケントウ

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抄録

注入同期発振器を利用したアクティブ集積アンテナによる無線通信用フェーズドアレイアンテナの実現には、廉価で高速、低損失な位相変調器が必要である。本研究では、ベースバンド変調信号を重畳したバイアスで駆動した注入同期発振器の移相特性を検討した。とくに、注入同期発振器を矩形波により位相変調したときの立ち上がり立ち下り特性を測定し、変調信号をゲートバイアスヘ重畳した場合とドレインバイアスヘ重畳した場合との特性の違いについて検討した。まず、発振器のゲートバイアス電圧の変化による発振出力の移相特性を測定したところ、注入信号の周波数が4.429GHzのとき、最大で118度の移相が得られた。 ドレインバイアス電圧について同様に測定したところ、最大で203度の移相が得られた。これらの結果をもとにゲートバイアス及びドレインバイアスに矩形波を重畳したところ、それぞれ200kHz、2MHzでの移相変調を確認した。

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