線形化逆散乱問題における弱散乱近似誤差の一補償法 : 音速画像と減衰画像の両立

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  • Compensation of linearization approximation error in acoustic inverse scattering problem : Compatible reconstruction of sound speed and attenuation images

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抄録

超音波回折トモグラフィ法を用いた生体の音速と減衰率の定量CT画像の実現を目的として, これまで筆者らは後方伝搬リトフ近似を適用することにより線形化弱散乱近似の制約を回避した良好な音速の定量画像が実現できることを示してきた。本研究では, 物体の音速コントラストが大きい場合に定量精度の良い減衰画像が得られない残された問題に対処するための, 線形化近似誤差の補償計算法を提示する。これにより, 生体軟組織の全領域がカバーでき, 音速画像ならびに減衰画像の両者を同時に定量精度良く再現できる結果が性能評価試験により検証される。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702430238720
  • NII論文ID
    110003188102
  • NII書誌ID
    AN1001290X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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