適応的音声認識システムの実現とその性能評価について

  • 宮永 喜一
    北海道大学大学院 工学研究科情報通信エレクトロニクス講座
  • 長濱 英毅
    北海道大学大学院 工学研究科情報通信エレクトロニクス講座
  • 大槻 典行
    釧路工業高等専門学校情報工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Realization of Adaptive Speech Recognition System and its Evaluation

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抄録

本報告では, 適応的な手法によって音声を認識する方式について考察し、そのシステム化と音声分析に関する性能評価について説明する。提案するシステムは, 従来の音声認識システムと同様, 大きく分けて音声分析部と音声クラスタリング・ラベリング部に分けられている。ただし, 本方式では, それらの手法すべてが適応的な動作をするように構築されており, それに基づく, 音素学習と認識が行われる。音声分析部は, 適応的ARMAラチス分析を用いた。この方法は, 観測される離散的な音声データ1つ1つに対して, ARMA係数のセットが推定され, また時間的に変動する特徴をよりよく推定することができるような評価基準に基づいている。音声クラスタリング・ラベリング部も, 自律分散処理に基づく手法を用い, 各時間で入力される音声の特徴に従って, 高速にかつ最適にクラスタリングし, 同時にラベリングを行う。

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参考文献 (11)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652352935552
  • NII論文ID
    110003198428
  • NII書誌ID
    AN10013094
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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