TBPを用いたOMVPE法によるEr添加InPの成長と評価

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タイトル別名
  • Growth and characterization of Er-doped InP by OMVPE with TBP

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抄録

有機V族原料であるTBPを用いたOMVPE法によりEr添加InPを成長し、Er添加条件が試料の諸特性に及ぼす影響について系統的に調べた。成長層中のEr濃度に着目してSIMS測定を行ったところ、その濃度は成長方向に対してほぼ一定であり、Er供給条件により精密制御可能であった。試料の表面モフォロジーはEr濃度に強く依存した。PL測定において、すべての試料から1.54μm近傍にEr^<3+>の4f殻内遷移に起因する発光が観測された。それらPLスペクトルのEr濃度依存性を解析することにより、成長層内に少なくとも2種類のEr発光中心が含まれることが明らかになった。PL強度は成長温度の低下とともに増大し、550℃以下で飽和した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417127333301120
  • NII論文ID
    110003200207
  • NII書誌ID
    AN10012954
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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