レーザアブレーション法の分子線源としての可能性

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タイトル別名
  • Potential of laser ablation as a molecular beam source

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抄録

レーザアブレーション法のMBEにおける分子線源としての可能性を検討した。11種類の元素物質を、レーザアブレーション法により基板上に堆積し、その表面状態を観察し評価した。レーザアブレーション法の持つ大きな問題点として、堆積表面での微粒子の形成がある。表面の観察の結果、高融点物質および昇華性物質は微粒子を生じないことがわかった。一方、中・低融点物質は固体のターゲットでは微粒子を形成するが、溶融したターゲットとすることで、微粒子形成を防止可能であることを見いだした。また蒸発形態の観測によりレーザアブレーション法の分子線源としての可能性を確認した。

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 93 39-44, 1993

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652355929600
  • NII論文ID
    110003200405
  • NII書誌ID
    AN10012954
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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