強誘電体キャパシタのプロセス劣化

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タイトル別名
  • Process Degradation of a Ferroelectric Capacitor

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抄録

強誘電体メモリに用いられる(Pb,La)(Zr,Ti)O_3(PLZT)などの材料は還元雰囲気下で容易に欠陥を生じ、残留分極が減少する。半導体プロセスでは、層間絶縁膜の成長ガス中に水素が含まれる他、絶縁膜中の水分が配線材料と反応して水素を発生し、キャパシタの特性劣化を招くことがわかった。これはデバイスの高集積化や、多層配線を用いる上での問題となる。従って、水素の発生を防ぐプロセスとともに、キャパシタの耐還元性を改善する必要がある。還元による残留分極の減少はヒステリシスの電圧シフトにより、インプリント特性と密接な関係がある。ゾルゲルPLZT膜を用いたキャパシタの場合、これらの特性は成膜条件による粒径制御、IrO_x電極の酸素アニールにより改善される。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752450097536
  • NII論文ID
    110003200703
  • NII書誌ID
    AN10012954
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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