偏波を用いたMUSIC法による室内伝搬推定

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タイトル別名
  • Indoor Propagation estimation in the MUSIC algorithm using the polarization averaging scheme

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抄録

MUSIC法などのスーパレゾリューション法では, 分解能を高める一手法として, 偏波を利用した前処理が有効である.本稿では, 偏波を用いた手法の一つであるPolarization Averaging(PA)処理とModified Spatial Smoothing Preprocessing(MSSP)法を併用した前処理法(PA-MSSP)を用いた, 到来方向, 伝搬遅延時間の同時推定に関して考察している.本稿では先ずMUSIC法の前処理にMSSP法のみを適用した際と比較して, PA処理を併用すると高い相関抑圧効果が得られることを理論的に示している.高い相関抑圧効果は, コヒーレント波を検出する際に分解能の向上をもたらす.MSSP法とPA-MSSP法を用いたMUSIC法を実測データに適用し推定を行い, より優れた分解能特性が得られることを実験的にも明らかにしている.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502217742848
  • NII論文ID
    110003202257
  • NII書誌ID
    AN10012987
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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