神経回路網モデルにおける異連想記憶機能 : 活性依存性シナプス修飾に基づく学習則の適用

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タイトル別名
  • Function of heteroassociation memory in a neural network model : Application of LTP-and LTD-like learning rule

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抄録

海馬CA1野は内嗅野からの貫通線維入力とCA1野からのSchaffer側枝入力との間の異連想機能、比較機能あるいは自己組織化機能に関与すると考えられている。筆者らは、先に、生理学的・生化学的知見をもとにLTPとLTDの種々の機能を統合した学習則を構築し、反回性シナプス結合にアセチルコリン抑制を持つ海馬CA3野の神経回路網モデルに適用して、シミュレーションにより、学習則と自己連想記憶機能との関連、特に、LTDのはたす役割を明らかにした。本論文では、先に提案したLTPとLTDの機能を統合した学習則をCA3野と内嗅野間の異連想記憶機能に関与していると考えられている海馬CA1野の神経回路網モデルに適応し、異連想記憶におけるLTDの役割をシミュレーションにより明らかにする。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402237418368
  • NII論文ID
    110003232781
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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