運動物体検出メカニズムの計算モデル

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タイトル別名
  • A computational model for the mechanism of moving object detection

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抄録

自己の身体と外界の物体が同時に動くような状況では運動物体の網膜投影像だけでなく静止物体の網膜投影像も同時に動くことになる。それにもかかわらず我々は実際に運動する物体を検出できる。本論文では、この運動物体検出機能の神経メカニズムに対し、自己組織的機能形成の可能性を考慮して計算モデルを提案する。最初に運動物体検出のための新しい評価基準を提案し、その評価基準を用いることによりモデルを構成する。また、数値実験によってモデルの動作が所期のものであることを確認した。ここで提案するモデルは実際の神経系にその存在を仮定しても不自然ではないと考えられる。

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077400742400
  • NII論文ID
    110003232830
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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