バイナリニューロンを用いたグラフ分割解法の研究

  • 玉置 康裕
    大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
  • 船曵 信生
    大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
  • 西川 清史
    大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A Binary Neural Network Algorithm for the Graph Partitioning Problem

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抄録

グラフ分割問題とは,各グループに属する頂点重みの総和を上限以下として,グループ間の辺重みの総和が最小となる各頂点の分割を求めるNP困難問題である.本論文では,頂点及び辺に重みのあるグラフの2分割問題に対して,バイナリニューロンを用いたニューラルネットワーク解法を提案する.本ニューラルネットワークでは,重みなしグラフ及び重み付きグラフの双方に適用可能なエネルギー関数を定義している.また,解精度向上のため, Shaking項を動作方程式に導入している.本解法の解探索能力の評価のため, KernighanとLinの提案したKL法, FiducciaとMattheysesの提案したFM法と共に,ランダムグラフを用いたシミュレーションを行う.シミュレーションの結果,頂点に重みをランダムに与えたグラフでは,本解法で得られた解が最も優れていることを示す.

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参考文献 (11)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402237117056
  • NII論文ID
    110003232939
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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