ホロニックルーチングのためのネットワークマップ構成法

• 木下 和彦

  大阪大学大学院工学研究科情報システム工学専攻

• 谷岡 秀明

  大阪大学大学院工学研究科情報システム工学専攻

• 山井 成良

  大阪大学大型計算機センター

• 滝根 哲哉

  大阪大学大学院工学研究科情報システム工学専攻

• 村上 孝三

  大阪大学大型計算機センター

書誌事項

タイトル別名

• Network Map Design for Holonic Routing

抄録

伝達網の高速化が進む中で、将来のマルチメディア通信サービスの実現のためには、その高速性を損なわずに高度なサービスを提供する必要がある。また、ユーザ自身がネットワークを制御し、各自の要求に応じた自由なサービスを記述できることが重要である。筆者らの提案しているホロニックネットワークでは、全光伝達網とエージェント通信を基本とした自律分散制御によってこれらを実現する。このとき、ネットワークマップと呼ばれるデータベースを導入して、ネットワーク全体の情報を管理することで、高速な網制御と柔軟なサービス提供を可能とする。そこで本稿では、このネットワークマップ構成法を提案し、更にこれを利用したホロニックルーチングアルゴリズムについて説明する。また、その有効性を帯域保証型の通信を対象としたネットワークのシミュレーションによって評価する。

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム

  電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム 97 (241), 25-30, 1997-08-28

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• マルチメディア通信
• 超高速通信網
• パーソナル通信
• 網制御方式
• QoS保証

詳細情報

• CRID: 1570572702516060288
• NII論文ID: 110003234461
• NII書誌ID: AN10060742
• ISSN: 09135685
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles