バッファ予約を考慮したABTの性能に関する検討

  • 阿多 信吾
    大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻
  • 滝根 哲哉
    大阪大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻
  • 村田 正幸
    大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻
  • 宮原 秀夫
    大阪大学 大学院基礎工学研究科 情報数理系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Performance Improvement of ABT Protocol with Bandwidth / Buffer Reservation

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抄録

ABT (ATM Block Transfer) は、ATMネットワークにおいてバースト性の高いデータ転送に有効なプロトコルと考えられる。ABTには2種類の方式 (ABT/IT、DT) があり、これまでにABT/ITが伝播遅延の影響を受けにくいことなどが明らかになっている。しかし、ネットワークが高負荷の場合には、ABT/ITにおいてスループットが低下することが指摘されている。しかし、ATMスイッチ内に存在するバッファをABT適用することによって性能の向上が期待できる。本稿では、バッファを活用したABTを対象とし、バッファ予約を考慮したABTの性能に関する近似解析手法を示す。さらに、数値評価を用いてバッファ予約の効果を明らかにし、ABT/ITに対するスループットの向上の度合いについて調べている。

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参考文献 (10)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177493866496
  • NII論文ID
    110003234510
  • NII書誌ID
    AN10060742
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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