バーストトラヒックに対するFECの効果について

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タイトル別名
  • Forward Error Correction Appliced to Bursty Traffic

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抄録

従来、トランスポートプロトコル層における誤り制御方式にはARQが用いられてきた。しかし、通信帯域の増加によりデータ再送による遅延増大等のサービス品質の劣化が懸念されている。したがって、遅延要求の厳しいトラヒックには、再送を必要としないFECの適用が考えられている。FECでは、誤り訂正のための符号の付加によって受信側においてデータの再構築を行うため、網への流入トラヒック量が増大する。したがって本稿では、ATM網における誤り制御方式としてFECを仮定し、その際の性能指標となるセル廃棄率、ブロック廃棄率を解析的に導出する手法について提案する。また、バーストトラヒックにFECを適用した際の基本特性の評価を行う。数値結果より、バースト性の高いトラヒックへの適用がより効果的である事が明らかにされた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877213143040
  • NII論文ID
    110003234974
  • NII書誌ID
    AN10060742
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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