2種類のメトリック基準を利用するリスト出力ビタビ等化器

書誌事項

タイトル別名
  • A List-Output Viterbi Equalizer with Two Kinds of Metric Criteria

この論文をさがす

抄録

本報告では、時間分散の大きな伝送路下で、少ない回路規模で良好なビット誤り率(BER)特性を実現することを目的として、2種類のメトリック基準を利用するリスト出力ビタビ等化器を提案する。ビタビ等化器のメトリック基準としては、2乗ユークリッド距離とUngerboeckの修正形メトリックが知られており、両メトリック基準は伝送路とトレリスのメモリ長が異なる場合には等価ではない。提案するリスト出力ビタビ等化器は、(1) 2種類のメトリック基準を合成、または、(2)伝送路インパルス応答をもとに2種類のメトリック基準のうち一方を選択するものである。本報告では、まず、提案手法の原理について述べる。次に、周波数選択性フェージング下でリスト出力ビタビ等化器を用いた場合、提案手法は単一のメトリック基準を用いる手法より、少ない回路規模で良好なBER特性を実現できることを、計算機シミュレーションにより明らかにする。

収録刊行物

参考文献 (18)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402195883136
  • NII論文ID
    110003247303
  • NII書誌ID
    AN10060764
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ