モーメント法による小型アンテナの最適値問題の考察

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タイトル別名
  • A Consideration on the Optimization for Small Antenna Using Moment Method

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抄録

本論文では,モーメント法およびそれに関する最適化の手順を用いて,板状ループアンテナの放射効率,絶対利得,Q,および,利得帯域幅積の理論的限界値を得るための手法を示す.実際には,本アンテナの板状部分には直接給電できず,ワイヤグリッドのダイポール・セグメントに仮想的な波源を配置できないため,最適なアンテナの実現は不可能である.そこで,モーメント法において,アンテナの等価回路を表すNポート回路網を2つの給電ポートをもつ2ポート回路に変形する手順を提案し,現実に可能な給電状態における最適化を行う.また,上記の最適化の数値結果を示し,その限界値と対応する実際の値との比較・検討を行う.

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 94 1-8, 1994

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652429104384
  • NII論文ID
    110003248686
  • NII書誌ID
    AN10060764
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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