Wheeler法における放射抑制シールドに関する考察

• 石井 望

  北海道大学工学部

• 伊藤 精彦

  北海道大学工学部

書誌事項

タイトル別名

• A Consideration on the Radiation Suppression Shield in the Wheeler Method

抄録

Wheeler法は、自由空間およびシールド時の反射係数を測定することで放射効率を算出する方法で、簡単かつ精度のよい測定が可能である。しかしながら、シールドによる放射抑制機構についての物理的な意味付け、あるいは、シールドの大きさに関する定量的な考察はほとんどされていない。本稿では、このシールド効果について理論的に扱うために、電磁界空間における作用関係を記述するグリーン関数に着目して考察する。また、等方性の点波源を仮定した場合の自由空間とシールド空間を伝送線路モデルで類似し、直感的に放射抑制シールド効果について議論する。

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播

  電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 94 (309), 49-54, 1994-10-27

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• ダイアディックグリーン関数
• 多層媒質
• 波動伝播
• 高周波近似

詳細情報

• CRID: 1571417127405680768
• NII論文ID: 110003248725
• NII書誌ID: AN10060764
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles