科学哲学の新しい考え方と工学の使命

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タイトル別名
  • New Aspects of Philosophy of Science and Missions of Engineering

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抄録

自然科学の発展は目覚しい。それは古典力学から量子論へといった質的転換をとげ、今日では科学技術という1つの概念さえ出来上がった感がある。こういった科学の発展を哲学的、歴史学的に考える学問として科学哲学がある。本稿はこれまでの科学哲学の考え方を批判し、新しい科学哲学的立場を明かにするとともに、科学は価値中立であるが工学はそうでないこと、工学は人間を中心として価値概念を伴った設計という立場から科学技術を駆使するものであって、工学の方が科学技術よりはるかに困難であるが崇高な倫理的課題を伴ったものであることを明かにする。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452253820416
  • NII論文ID
    110003271310
  • NII書誌ID
    AN10479272
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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