書誌事項
- タイトル別名
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- The effects of partial and configural information on recognition of a false smile
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抄録
顔の表情を認知する際、悲しみの表情等では部分情報が重要となり、笑顔では全体情報が重要となることが知られている.本研究では、部分・全体情報を統制した合成顔画像を用いて、不快感情を隠すために表出される「偽りの微笑」の認知における知覚方略を検討した.まず、表情の微笑らしさを判断する際に重要となる情報を明らかにした。次に、微笑カテゴリにおける微笑の真偽判断にはいかなる情報が重要となるか検討した.これらの結果から、微笑らしさには表情の全体的情報が、微笑カテゴリにおける真偽判断では部分の情報が利用されることから、偽りの微笑の認知には部分・全体の両情報が重要となることが示唆された.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
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電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 98 (503), 43-50, 1999-01-18
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854177461676928
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- NII論文ID
- 110003271621
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- NII書誌ID
- AN10487226
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles