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- タイトル別名
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- Estimating Eye Direction from Position Relationship of an Ear and Face Feature Points from Images
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抄録
人間は常に興味あるものの方向に視線を向けている.逆にいえば, 人間の視線方向を推定することにより, その人の意図, 興味を知ることができると考えられる.そこで本研究では, カメラを用いた画像処理による視線方向の推定を行なう.処理は, 以下の特徴抽出部と方向推定部の2つの部分に大別される.特徴抽出部では方向推定に用いる顔の3つの特徴である, 耳の下端, 黒目中心, 目頭を検出する.方向推定部では, まず顔方向を推定し, 次にそれらを用いて視線方向を推定する.顔水平方向は, 頭を円筒と仮定し, 両目頭の中心と頭部領域の中心のずれから角度を推定する.顔垂直方向は, 目頭と耳の下端の垂直方向の距離により角度を計算する.視線方向は, 顔方向から眼球中心を仮想的に設定し, これと黒目の中心を結ぶ線とする, 本システムでは, 9名315枚(35方向/名)の画像に対して, 視線の水平方向を約4度, 垂直方向を約5度の精度で推定できた.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
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電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 97 (596), 113-120, 1998-03-13
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1574231877182274560
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- NII論文ID
- 110003274394
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- NII書誌ID
- AN10541106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles