画像パターン認識と画像生成による診断・治療支援

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タイトル別名
  • Computer Aided Diagnosis And Treatment with Recognition And Generation of Images

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抄録

本稿では最近の医用画像処理の動向を、主として2つの側面-画像パターン認識に基く診断支援、および、映像認識・生成技術を用いた治療支援-に重点を置いて紹介する。診断支援においては、X線像を用いたがんのスクリーニングに対する支援を中心に述べる。ここではがんを疑われる陰影の上にマークをつけて出力する「マーキング機能」の実現を目指す。マンモグラム処理では実用にきわめて近い位置にある。CTの肺がんスクリーニングへの導入とその中での計算機支援も精力的に検討されている。ここでは、肺全域の3次元的構造の情報を高速に表示すること、および、医師のみるべき断面像を減らすことが主な目標である。後半では仮想化された人体 (Virtualized human body) の診断/治療への応用について述べる。この内部を自由に探索する診断をナビゲーション診断と名付ける。その1例として仮想化内視鏡システムがある。仮想化された人体に変形を加えることから手術シミュレーションや術中支援としての強化リアリティ (Augmented reality) が出てくる。

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参考文献 (93)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652438823040
  • NII論文ID
    110003275598
  • NII書誌ID
    AN10541106
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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