バイナリ・メソッドのための型付きオブジェクト計算

• 冨田 一郎

  名古屋工業大学 知能情報システム学科

• 石井 直宏

  名古屋工業大学 知能情報システム学科

書誌事項

タイトル別名

• A Typed Object Calculus for binary methods

抄録

強く型付けされたオブジェクト指向プログラミング言語では,バイナリ・メソッドが存在すると,様々な問題を起きる.特に,バイナリ・メソッドが継承される場合や,それをオーバーロードする場合には,サブクラスとサブタイプとが一致しないという,直観に矛盾する状況が生じる.そこで我々は,このバイナリ・メソッドの型に関する問題を回避するための方法として,「メソッドの追加」という機構を提案する.本稿では,この機構の形式的な定義を試みる.

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス

  電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス 95 (475), 17-24, 1996-01-24

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• オブジェクト指向言語
• バイナリ・メソッド
• サブタイピング
• マルチ・メソッド
• ラムダ計算

詳細情報

• CRID: 1573668927229452672
• NII論文ID: 110003276915
• NII書誌ID: AN10013287
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles