Taylor 展開による音響モデルの適応
書誌事項
- タイトル別名
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- Acoustic Model Adaptation by Taylor Series
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抄録
本研究では,新しい雑音耐性のアプローチとして Taylor 展開に基づいた音響モデルの適応手法を提案する. 雑音が時間的に変化する場合, HMM 合成法では雑音の変化の度に音響モデルを合成しなければならない. しかし,「ある雑音から別の雑音へ」音響モデルを修正する「雑音適応」というアプローチに立てば,少ない計算量で音響モデルを更新することが可能となる.本手法は, HMM 合成法で行っているモデルパラメータの非線形変換を, Taylor 展開の1次項を用いて線形近似することで高速な音響モデル適応を実現している.実験より,適応に用いるデータを観測してからモデルを更新するまでの処理時間が少なく,適応に用いるデータも少量で済むことを確認した.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション
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電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション 96 (420), 1-8, 1996-12-13
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602391702016
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- NII論文ID
- 110003278150
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- NII書誌ID
- AN10091225
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles