手話文解析 : イントネーションブレークに基づいた文解析

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タイトル別名
  • Analysis of Sign Language Sentence : Based on Intonation Break

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抄録

聾唖者達が会話で使う手話を計算機の上で処理し,認識しようとする研究には指文字,顔の表情,簡単な手の動き,または手話単語などの認識に関する研究が主で,文全体を対象とする研究はない.これは手話の文法構造や統語構造が一般言語とは違って,その文解析が困難であるからである.手話の構成素は手の形,手の位置,手の動き,掌の方向などがあるが,広い意味での手話には非手指信号,すなわち,目,眉毛,口などの顔の部位の変化や,頭部や身体の動きと傾きなどがある.この非手指信号は手話文の中で形態論的,統語論的な機能を持つ.従って,手話文の認識の際にもこの非手指信号を取り入れなければその文の正確な意味解析が困難となる.そこで,本研究では非手指信号の内イントネーションブレークを形態素として取り入れ,ASLを対象として手話文を11パターンに分類しその文解析を行った.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077369381760
  • NII論文ID
    110003278325
  • NII書誌ID
    AN10091225
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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