アダプティブアレイのための相関行列分割適応等化アルゴリズム

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タイトル別名
  • Correlation Matrix Decomposition Algorithm for Adaptive Arrays with Decision Feedback Equalization

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抄録

TDMAを前提とした高ビットレート移動通信を行う場合に不可欠となる遅延スプレッド補償法として、判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)の構造を適用したアダプティブアレイを取り上げ、その効率的タップ係数推定法として相関行列分割アルゴリズムを提案する。提案するアルゴリズムは、線形推定における最適解を与える正規方程式の解を逐次的に求める場合に、RLS(Recursive Least Squares)アルゴリズム等に現れる自己相関行列を分解し、異なった端子からの信号間の相互相関行列は無視することにより与えられる。提案したアルゴリズムを理論的に解析した結果、初期の収束においてはRLSに近い高速な追従特性が得られることが明らかとなり、追従特性もRLSアルゴリズムと同程度であることを示す。計算機シミュレーションにより特性を検証した結果、BER=10^6以下ではRLSアルゴリズムに近い特性が得られることを示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177462874496
  • NII論文ID
    110003279577
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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