Overdetermined 拘束ユール ウォーカー方程式によるサイン信号の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Overdetermined Constrained Yule-Walker Estimates of Sinusoidal Signals in Noise

この論文をさがす

抄録

雑音に乱されたサイン信号の推定は工学的に重要であり,数多くの手法が提案されてきた.観測信号の相関情報を用いた手法として,拘束ユール・ウォーカー方程式(CYWE)がある.CYWEは推定精度がノイズに影響されやすい上,位相の推定ができない.本研究では,周波数推定精度の向上及び振幅・位相の推定について検討する.まず,CYWEをもとに,高次相関情報も利用するOverdetermined CYWE(OCYWE)を構成することにより,周波数推定精度が向上することを示す.次に,周波数成分と観測信号との相関情報を用いた振幅・位相の簡易的推定手法を提案する.また,各推定量の推定精度が大きく向上させ得る推定周波数の簡易補正法も提案する.最後に,多くのシミュレーションを行い,本手法の推定性能を明らかにし,他の手法との比較検討も加える.

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 94 1-8, 1994

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927197220864
  • NII論文ID
    110003280066
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ