ISDN漏話雑音存在時のADSL伝送性能解析結果と性能改善方法の検討

  • 松本 一也
    住友電気工業株式会社 システムエレクトロニクス研究開発センター
  • 中川 宏
    住友電気工業株式会社 システムエレクトロニクス研究開発センター
  • 上田 雅巳
    住友電気工業株式会社 システムエレクトロニクス研究開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • Performance analysis of ADSL modems under the crosstalk noise from ISDN and a study of performance improvement

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抄録

近年のインターネットの発達により、高速アクセスネットワークの実現手段としてADSLへの期待が高まっている。しかし、従来から提案されているDMT方式のADSLをそのまま日本の加入者線に適用しても、隣接するTCM-ISDN回線の20本からの漏話を想定した場合、0.4mm径紙絶縁ケーブルでは2kmを超える伝送が困難である。本報告では、TCM-ISDNバーストにADSLモデムを同期させて、2種類の伝送レートを切替える方式を提案している。シミュレーションでは、4km(99%カバー率)で下り500kbps、上り150kbpsの伝送レートが得られており、ADSLは日本においても十分に適用可能と考えられる。

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参考文献 (3)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417127383880448
  • NII論文ID
    110003282761
  • NII書誌ID
    AN10013298
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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