Delayed Random Walk による重心制御機構のモデル

  • 大平 徹
    (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Delayed Random Walk Model of Human Posture Control

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抄録

信号伝達の「遅れ」と「ノイズ(ゆらぎ)」は生体の情報処理にほほ普遍的に存在する要素である。最近、我々はこの2つの要素を同時に含む系の理論体系の一つとしてDelayed Random Walkの概念を提唱した。Delayed Random W alkはWalkerの有る地点での遷移確率が、ある1定の時間以前のWalkerの存在地点によって決まるようなRandom Walkである。この概念のもとで人間の重心制御のモデルを構築したが、ここではそのモデルをさらに発展させた、モデルを考察する。具体的には重心制御における空間的なThresholdを設け、それ以下での揺らぎについては強いフィードバックがかからないようなモデルとした。このモデルによる統計的な挙動と実験におけるデータとの比較について考察する。

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参考文献 (11)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752501560832
  • NII論文ID
    110003286977
  • NII書誌ID
    AN1001320X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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