植込み型刺激装置におけるプログラム伝送方式の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of Program Transmission Method in Implantable Stimulator

この論文をさがす

抄録

植込み型刺激装置は, 装置本体を生体内に植込み, 電気的に刺激により生体機能の回復を目的とする装置である.この植込み型刺激装置は電池動作であり, チタンで包埋されるため, 電池の交換が容易ではない.そのため, 本研究室で開発を進めている多くの用途に利用可能な汎用刺激装置と専用のプログラム送信装置(以下, プログラマ)との通信において, 可能な限り消費電力を抑えることが望ましい.本論文では, 汎用刺激装置からプログラマへの通信に低消費電力型の共振型通信方式を採用し, i)刺激装置の通信コイルをチタン内部に配置する場合とii)チタン上部のエポキシ樹脂部に配置する場合の2種類についての通信特性を測定し, 通信可能範囲を求めた.その結果, i)の場合は刺激装置からプログラマへの共振型通信が不可能であり, ii)の場合はプログラマの通信コイルと刺激装置の通信コイルとの距離が20mm以内, 中心軸のずれが10mm以内で共振型通信が可能という結果を得た.

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ