2次元心筋興奮伝導の高速計算法の改良

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タイトル別名
  • The Improvement of A Fast Computing Algorithm for 2-D Cardiac Action Potential Propagation

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抄録

心筋興奮伝導のコンピュータシミュレーションは、不整脈の機序解明等を中心とした心臓電気生理学・心臓病学への貢献が期待されている分野である。ところがこの実現を困難にしている理由の一つに膨大な数値計算量がある。そこで筆者らは従来より高速計算手法の提案をしている。これまでの2次元心筋モデルに対する研究で、正常心筋の興奮伝導や虚血心筋の脱分極相に対して検討してきた。本論文では、先ずこの高速計算法に対して計算精度面で改良を加えた。これを用いて渦巻型興奮波に代表される様々なタイミングの早期応答を含む興奮伝導や、正常心筋、虚血心筋間の興奮伝導ブロック特性に関して検討し、心臓異常電気活動に対する高速計算法の利用を考察する。

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502267210752
  • NII論文ID
    110003287577
  • NII書誌ID
    AN1001320X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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