心拍・体動時系列データの解析法 : 心の異常の検知へ向けて Statistical Analysis of Heart Rate and Activity Time Series for Neuropsychiatric and Psychosomatic Disorders

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著者

    • 大橋 恭子 OHASHI Kyoko
    • 東京大学大学院・教育学研究科・身体教育学講座 Educational Physiology Laboratory, Graduate School of Education, University of Tokyo
    • 山本 義春 YAMAMOTO Yoshiharu
    • 東京大学大学院・教育学研究科・身体教育学講座 Educational Physiology Laboratory, Graduate School of Education, University of Tokyo

抄録

心拍数と体動(身体加速度)時系列は、従来より、そして現在でも、最も簡便で信頼性の高い無侵襲・無拘束生体信号である。歴史的には、まずエネルギー代謝量の推定に使われ、その後、心拍変動解析の普及もあり、自律神経活動の定量化、さらにはストレス評価などへの応用が検討されてきた。さらに、1990年代になって、主として精神科領域において、体動信号を「心の異常」の診断に用いようとの試みが行われるようになってきた。ここで用いられるのは、身体活動の質的側面、つまり身体活動のパターン(活動-休息の時間的変化、活動の日内分布、あるいは睡眠-覚醒リズムなど)であるが、実際、米国精神医学会による「精神障害の診断統計マニュアル(DSM-IV)」においても、実に30種の精神障害の診断基準に、身体活動パターンの異常が含まれている。本講演では、心拍数および体動時系列の統計的解析を通じてストレスや精神障害に迫ろうとの近年の試みを紹介する。

Heart rate and activity (body acceleration) time series are physiologic signals that can easily be obtained noninvasively and nonrestrictively. In this talk, the recent advance in statistical analyses of human heart rate and activity time series is introduced, with a special emphasis on whether modem signal processing techniques could be used to detect/diagnose neuropsychiatric and/or psychosomatic disorders, and to evaluate psychophysiological stress in humans under their "free-running" condition.

収録刊行物

  • 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス

    電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 101(734), 89, 2002-03-12

    一般社団法人電子情報通信学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110003288052
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1001320X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • データ提供元
    CJP書誌  NII-ELS 
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