相互情報量最小化に基づく音源分離法の実環境下における評価

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タイトル別名
  • Evaluation of the Source Separation Method Based on Minimizing Mutual Information under Real Environments

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抄録

計算機により音源分離問題を解くために、A. J. Bellらは「Blind Separation」と呼ばれる音源分離手法を提案した。この手法は、音源信号が互いに統計的に独立であることに基づいており、計算機上においては非常に良い音源分離性能を示すことが報告されている。しかし、実環境下における収録信号に対する性能は明らかにされていない。そこで本研究では、Bellら提案のBlind Separation法の実環境下における応用を考え、提案法のノイズロバスト性及び対象信号に時間遅延が存在するときの影響を評価するとともに、実環境下における収録信号の分離実験を行なった。そして、実環境における収録音を対象にした場合には、収録環境の音響特性の影響をうけ、計算機上ほど良い分離性能が得られないことが明らかとなった。

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参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502199812096
  • NII論文ID
    110003296271
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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