自動利得制御と雑音抑圧処理が難聴者の音声知覚に及ぼす影響

• 水島 昌英

  NTTヒューマンインタフェース研究所

• 伊藤 憲三

  NTTヒューマンインタフェース研究所

書誌事項

タイトル別名

• Effect of Auto Gain Control and Noise Reduction on Speech Perception of thd Hearing Impaired

抄録

1入力系雑音抑圧処理と, 平滑化実効値を利用した自動利得制御を組み合わせた難聴者用補助受聴システムを提案し, 本システムが難聴者の定常雑音下の音声の聴き取り能力向上にどの程度有効かを, 数字了解度試験により調べた。MCLよりも約15dB音声レベルが低下すると, 数字了解度は下がり始め, 利得の補償が了解度向上に有効であることがわかった。雑音抑圧は,SN比0dB以下の特に雑音が大きい場合に,了解度向上効果が見られた。

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声

  電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 96 (159), 17-24, 1996-07-18

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• 雑音抑圧
• 自動利得制御
• 難聴者
• 数字了解度

詳細情報

• CRID: 1571135652340361856
• NII論文ID: 110003296332
• NII書誌ID: AN10013221
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles