直交系列を用いたM-ary/SS方式の同期捕捉法の提案

書誌事項

タイトル別名
  • A New Synchronization Acquisition Scheme on M-ary/SS System with Orthogonal Spreading Sequences

この論文をさがす

抄録

M-ary/SS通信方式は白色雑音下において、直接拡散方式よりも誤り率に優れ、周波数利用効率が高いことが知られている。しかし、この方式は同期捕捉が極めて難しいという欠点を持っている。本論文では1/2シンボル遅延検波型同期捕捉法を改良した1/4シンボル遅延検波型同期捕捉法を提案する。提案する方式は、同じ送信拡散系列を縦列接続した系列を部分的に交錯させ、それに周期が2倍のPN系列を掛け合わせ送信する。受信側では1/4シンボル遅延検波器により同期点を検出する。本方式は、Sylvesterの拡大によって生成されるHadamrd行列の各行を拡散符号として用いる、直交M-ary/SS方式や陪直交M-ary/SS方式および、連接部分M系列を用いる非直交M-ary/SS通信方式の同期捕捉法に適用できる。評価の結果、提案方式はEb/N0が6dBにおいて、100シンボル以内で同期が捕捉できることを示す。

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502200403840
  • NII論文ID
    110003296816
  • NII書誌ID
    AN10060811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ