救急車の警告音検知に於ける注意の効果

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タイトル別名
  • Effect of attention on detection of the electronic siren of an ambulance

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抄録

本論文は、救急車の電子サイレン音に気付くことが遅れると思われる二つの要因、1)車の運転に注意を向けている事に依るいき値の上昇、2)警告音(サイレン音)を(イ)予期している場合と、(ロ)予期していない場合に於けるいき値の差についてその効果を調べた。その結果、(1)車の運転時、速度が10km, h増す毎に約0.5dB(2.5m)、また、普通走行時は約1.5dB(8m)だけ検知が遅れる。(2)(イ)と(ロ)の場合に於ける検知率の違いは、その人数の割合に依り異なり、(ロ)の検知率は、ほぼ音圧レベルに比例し、1dB減少する毎におよそ10%減少する。以上の事から、実際の路上を走行するドライバーが、どれ程の距離で救急車の接近に気付くかを予測している。

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 SP94-32, 1994

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652339448064
  • NII論文ID
    110003297129
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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