高速MLSE型等化器LSI

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タイトル別名
  • A Highspeed MLSE Equalizer LSI for Mobile Communication

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抄録

数Mbit/s〜数十Mbit/sの信号に対して, 1チップでリアルタイム処理可能な高速のMLSE(Maximum Likelihood Sequence Estimation)型適応等化器(VLMS-LSI)を開発した. 本LSIは遅延時間差が1シンボル周期程度の遅延波等化機能と, 2ブランチ合成ダイバーシチ機能を有する. 本LSIの回路規模は約70kgateであり, 電源電圧は3.3V単一で動作する. 特性評価のため一例として, 6.144Mbit/s-QPSK実験系を用いて2波等レベル独立レーリーフェージング下での特性を測定し, ビット誤り率のフロアがシングルブランチの場合で10^<-5>以下, 合成ダイバーシチの場合10^<-6>以下に抑圧できることを確認した. また54.912Mbit/s-QPSKに対する基本特性を確認し, 高速信号伝送への適用の可能性を明らかにした. なお消費電力はビットレートに比例し, 10Mbit/sの場合で170mWであった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752537625216
  • NII論文ID
    110003304693
  • NII書誌ID
    AN10060822
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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