W-CDMAにおける3段階セルサーチ法を用いた通信中周辺セルサーチ特性の実験結果

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  • Experiments on Target Cell Search Time during Active Mode Using 3-step Cell Search Method in W-CDMA Mobile Radio

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抄録

W-CDMAシステムにおける第1サーチチャネル(PSC),第2サーチチャネル(SSC)を用いる3段階セルサーチアルゴリズムをソフトハンドオーバ(SHO)モードに入る前の通信中周辺セルサーチに用いたときのセルサーチ時間特性を室内実験および屋外実験により評価した.実験は3セクタ構成で行い,共通パイロットチャネル(CPICH)の最も受信信号電力の大きなセクタに通信チャネル(DTCH)を接続した状態で,CPICHの受信信号電力がこのセクタよりも小さい周辺2セクタのセルサーチ時間特性を評価した.屋外実験結果より,周辺2セクタの通信中セクタに対するパスロス(距離減衰およびシャドウイングの和)比がそれぞれ3,6dBの場合において,CPICHのDTCHに対する送信電力比R=0dB(これは基地局のCPICHとDTCHを合わせた全送信電力の9,1%がCPICHに割り当てられることに相当する)のとき周辺2セクタのDTCHの平均受信E_b/N_0が7dB以上のときに90%の検出確率を実現するセルサーチ時間は1.5sec以下になり,またR=3dBに増大すると周辺2セクタのDTCHの平均受信E_b/N_0=4dB以上のときに600msec程度で検出確率90%以上が実現できることを示した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652444255360
  • NII論文ID
    110003306651
  • NII書誌ID
    AN10060822
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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