光周波数掃引の非線形性によるFMCW Reflectometryの診断性能劣化に関する一考察
書誌事項
- タイトル別名
-
- A study on degradation of diagnostic performance in FMCW reflectometry due to nonlinear optical frequency sweep
この論文をさがす
抄録
半導体レーザを光源に用いたFMCW Reflectometryにおいて、光周波数掃引の非線形性が診断性能に及ぼす影響について、実験的および理論的検討を行った。半導体レーザの光周波数変化の応答の遅れを実験により求め、その応答の遅れを考慮してFMCW Reflectometryの出力信号の解析を行った。その結果、光周波数掃引の折り返し点直後に顕著に応答の遅れが生じてその部分の干渉信号のビート周波数が低くなり、その結果、干渉信号スペクトルは低周波側に広がり、空間分解能が劣化することがわかった。また、診断位置が遠いほど非線形性の影響を大きく受け、空間分解能がより劣化することもわかった。
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス
-
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス 94 (60), 43-48, 1994-05-23
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1574231877186999424
-
- NII論文ID
- 110003307071
-
- NII書誌ID
- AN10442705
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles