総論 : マルチメディア時代の高品位ディオスプレイ技術

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  • Out line of High Quality Display Technology for Multimedia Era

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抄録

フラットパネル・ディスプレイ技術は各種の競合技術と顧客・市場性とが実に深く関連して多様化しながら進化しているが、主流はやはりTFT-LCDとCRTであろう。TFTは半尊体技術と多くの共通性を有するが、微細加工技術の進展に伴うLSI集積度の向上によるシリコンサイクルと異なり、表示画面サイズの拡大による短周期のクリスタルサイクルがあり、マジックプライス(5万円)に到達したといわれており需給バランスの制御が重要となっている。低コスト化は依然として重要課題であるが、マルチメディア対応のシステム・ディスプレイとしてはパフォーマンスにおいて部分的に顧客満足度は達成しているもののトータルの画質に関してはCRTを大きく凌いでいるとは言い難い。現状のTVに代表される映像システムとコンピュータ・通信からの情報システムの両者が融合されたマルチメディア・ディスプレイの実現に向けて、顧客の要求は複雑・多様化しているが、画質の高品位化の要求性能は自ら異なるものである。ここでは映像と情報表示の2つの側面からマルチメディア時代の高品位ディスプレイ技術を私見を交えて概観する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927179034368
  • NII論文ID
    110003354564
  • NII書誌ID
    AN10489017
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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