2.定位多軌道照射(SMART)における実用可能な患者固定法とその諸問題(ラジオサージェリーの諸問題)

書誌事項

タイトル別名
  • PROCEDURES AND PROBLEMS OF PRACTICAL PATIENT IMMOBILIZATION IN STEREOTACTIC MULTIPLE ARC RADIOTHERAPY (SMART)

この論文をさがす

抄録

近年, Gammma Knifeをはじめ、LinacでもNarrow Beamを用いてStereotactic Radiosurgeryが行われている.国立がんセンター中央病院において小さな孤立性の転移性脳腫瘍を対象としてLinac6MV X線により定位多軌道照射Stereotactic Multiple Arc Radiotherapy:(SMART)を1991年7月より施行している.SMARTはその主対象の性格上, 分割照射が必要であり, 患者固定とその再現性が最も重要視される.このSMARTに対応できる固定法として, 枕およびマウスピースと1体となったシェル固定具(SMART-SET)を作成し, マジックテープで寝台に固定した.この方法は位置固定精度が高い実用的な固定法である.シェル材料としてメッシュ状のものは不適で「サーモシェル」を使用している.SMARTの治療システムの紹介と共に, シェル固定具の作成手順を解説し, 位置の再現性および治療装置・関連装置の精度等について考察を加える.

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ