全国8府県における養護教諭意識アンケート調査 : 10代の若者における摂食障害発症の危険性, その早期発見と対策のための

書誌事項

タイトル別名
  • Eight Prefecture Survey of School Nurses Inquiring about the Risk Factors, Early Detection Methods and Intervention for Disordered Eating among Japanese Teenagers
  • ゼンコク 8 フケン ニ オケル ヨウゴ キョウユ イシキ アンケート チョウサ 10ダイ ノ ワカモノ ニ オケル セッショク ショウガイ ハッショウ ノ キケンセイ ソノ ソウキ ハッケン ト タイサク ノ タメ ノ

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抄録

摂食障害の予防, 早期発見, 治療のシステム確立が望まれている.今回, 全国8府県の全中学校, 高等学校(2,252校)の養護教諭に対してアンケート調査を行った(全体回収率: 54.7%).質問内容は主に学校保健現場で観察される生徒の食行動などの特徴, 摂食障害に関連する生徒の現状・動向, 医療機関との連携上の問題点などである.その結果, 中学, 高校ともに不適切な食生活・行動の生徒数の増加, 摂食障害と思われる事例数の増加, また紹介医療機関の不足, 医-教育の連携不足による問題点などが明らかになった.この調査結果は, わが国の学校保健現場からみた中学, 高校生の摂食障害の現況, その早期発見, また対策の確立のための有益な資料となった.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 45 (9), 707-718, 2005

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (3)*注記

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